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暗号資産のつみたて(積立)とは:一度に買う場合との違い

暗号資産のつみたて(積立)|一度に買う場合との違い

レベル:入門|記載の情報は2026年10月12日時点のものです。

暗号資産のつみたて(積立)とは、決まった金額を、決まった間隔で自動的に買い続ける方法です。買う時期を自分で判断しなくてよいのが特徴です。ただし、どんな値動きでも有利になる方法ではありません。この記事では、一度に買う場合と数字で比べます。

目次

つみたてのしくみ

少しずつ積み上がるコインと芽のイラスト

たとえば「毎月1万円分のビットコインを買う」と設定すると、指定した日に自動で買付が行われます。値段が高い月は少ない量を、値段が安い月は多い量を買うことになります。

この買い方は「ドル・コスト平均法」と呼ばれます。買う時期を分散することで、高値でまとめて買ってしまう事態を避けやすくなります。

一度に買う場合と比べてみる

4万円を使う場合を考えます。「最初に4万円をまとめて買う」方法と、「毎月1万円ずつ4か月買う」方法を、3つの値動きで比べます。数字は説明のための例で、手数料や買値と売値の差は含めていません。

例1:下がってから戻った場合

1BTCの値段が、1,000万円、800万円、1,250万円、1,000万円と動いたとします。

買えた量4か月目の評価額
まとめて買う0.00400 BTC40,000円
つみたて0.00405 BTC40,500円

値段は最初と同じ水準に戻っただけですが、つみたてのほうが少し多く買えています。安い月に多く買えたためです。

例2:上がり続けた場合

値段が、1,000万円、1,100万円、1,200万円、1,300万円と動いたとします。

買えた量4か月目の評価額
まとめて買う0.00400 BTC52,000円
つみたて約0.00351 BTC約45,650円

上がり続ける場面では、最初にまとめて買ったほうが結果は良くなります。つみたては、あとの月ほど高い値段で買うことになるためです。

例3:下がり続けた場合

値段が、1,000万円、900万円、800万円、700万円と動いたとします。

買えた量4か月目の評価額
まとめて買う0.00400 BTC28,000円
つみたて約0.00479 BTC約33,530円

損失はつみたてのほうが小さくなります。ただし、どちらも4万円を下回っています。つみたては、下落による損を防ぐ方法ではありません。

3つの例からわかること

  • つみたてが有利になるのは、値段が上下しながら推移する場面
  • 上がり続ける場面では、まとめて買うほうが有利
  • 下がり続ければ、つみたてでも損をする

つみたての本当の利点は、損得よりも「買う時期を考えなくて済む」ことにあります。暗号資産は値動きが大きく、「いつ買うか」を考え始めると、上がれば焦り、下がれば怖くなりがちです。金額と間隔を先に決めてしまえば、そうした感情に振り回されにくくなります。

向いている人、向いていない人

向いている向いていない
買う時期を自分で判断したくない短期間で結果を出したい
少額から少しずつ始めたい値動きを見て自分で売買したい
数年単位で続けるつもりがある近いうちに使う予定のお金しかない

4つの注意点

1. 買付の値段を確かめる
つみたての買付は、販売所の値段で行われるサービスが多く見られます。販売所には買値と売値の差があるため、その分が費用になります。しくみは販売所と取引所の違いで説明しています。

2. 増える保証はない
長く続ければ利益が出る、という保証はありません。数年続けても、始めたときより価格が低いままということはあり得ます。

3. 買っただけでは税金はかからないが、売ると計算が必要になる
つみたてで買うたびに、取得した値段が変わります。売ったときには、それまでの買付をもとに利益を計算します。業者が発行する年間取引報告書を、毎年保存しておいてください。

4. 引き落としの残高に注意する
残高が足りないと、その回の買付は行われません。設定した金額と、口座の残高を、ときどき確かめます。

始める前に決めておく4つのこと

  1. 毎回の金額:なくなっても生活が変わらない額にする。金額の決め方は暗号資産はいくらから始められる?にまとめました
  2. 間隔:毎日、毎週、毎月など。業者によって選べる間隔が違います
  3. 続ける期間:少なくとも数年単位で考える。短期間では、買う時期を分散する効果が出にくくなります
  4. やめる条件:「生活費が足りなくなったら止める」「合計がいくらになったら見直す」などを先に決めておく

とくに4つ目は忘れられがちです。値段が大きく下がったときに慌ててやめる、上がったときに金額を増やす、という行動は、つみたての利点を自分で打ち消してしまいます。

よくある質問

いくらから始められますか

最低金額は業者によって違います。数百円から千円程度で設定できるサービスもあります。金額と手数料は、各社の公式サイトで確かめてください。

途中で金額を変えたり、止めたりできますか

多くのサービスで、設定の変更や停止ができます。止めても、それまでに買った分はそのまま残ります。

つみたてと、まとめて買うのを組み合わせてもよいですか

かまいません。一部を最初に買い、残りをつみたてにする人もいます。大切なのは、合計の金額が自分の余裕資金の範囲に収まっていることです。

まとめ

  • つみたては、決まった金額を決まった間隔で自動的に買う方法
  • 値段が上下する場面では有利になりやすいが、上がり続ける場面ではまとめ買いに劣り、下がり続ければ損をする
  • 利点は、買う時期の判断を手放せること。金額、間隔、期間、やめる条件を先に決める

口座を開くところからの手順は暗号資産の始め方で説明しています。

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出典


暗号資産は法定通貨ではなく、価格の変動により損失が生じることがあります。本記事は情報の提供を目的としており、特定の暗号資産の購入や取引の勧誘を目的とするものではありません。取引の判断は、ご自身の責任で行ってください。

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