レベル:入門|記載の情報は2026年10月12日時点のものです。
暗号資産は、数百円から数千円の少額で始められます。1ビットコインを丸ごと買う必要はありません。大切なのは「いくらから買えるか」より、「自分はいくらまでなら入れてよいか」を先に決めることです。
1ビットコイン単位で買う必要はない
ビットコインは、小数点以下8桁まで分けて売買できます。1BTCが1,300万円のとき、0.0001BTCは1,300円です。多くの業者で、こうした小さな単位から買えます。
最低の購入金額は、業者と買い方によって違います。販売所、取引所形式、つみたてで、それぞれ最低金額が決められています。各社の公式サイトで確かめてください。
金額を決める3つの問い

入れる金額は、次の3つの問いにすべて「はい」と答えられる範囲にします。
問い1:そのお金がなくなっても、生活は変わらないか
家賃、食費、ローンの返済に回るお金は入れません
問い2:この先1年以上、使う予定のないお金か
暗号資産は短期間で大きく下がることがあります。使う予定が決まっているお金は、必要なときに減っているかもしれません
問い3:評価額が半分になっても、落ち着いていられるか
ビットコインでも、1年で7割以上下がった時期があります。半分になったときに眠れなくなる金額は、多すぎます
3つ目の問いは、実際に持ってみないとわからない面があります。だからこそ、最初は「少なすぎるかな」と感じる金額から始めるのが安全です。
少額のときこそ、手数料に注意する
少額で始めるときに見落としやすいのが、金額に関係なくかかる手数料です。
| 手数料 | 少額のときの影響 |
|---|---|
| 日本円の入金 | 振込手数料が数百円かかると、3,000円の入金では1割前後が消える |
| 日本円の出金 | 出金のたびに数百円かかる業者がある。少額を何度も出すと負担が大きい |
| 暗号資産の送金 | 送る量に関係なく、一定の量が手数料としてかかることがある |
| 買値と売値の差 | 金額に比例する。少額なら絶対額は小さい |
たとえば、3,000円を入金するのに振込手数料が330円かかれば、買う前に11%を失うことになります。入金の手数料がかからない方法があるか、先に確かめてください。金額と条件は業者ごとに違い、変わることもあります。
金額別のイメージ
金額によって、気をつける点が変わります。
| 金額の目安 | 気をつける点 |
|---|---|
| 数千円まで | 入出金の手数料の割合が大きくなる。練習と割り切る |
| 月に数千円から1万円のつみたて | 無理なく続けられる額か。引き落としの残高 |
| 数十万円以上 | 買値と売値の差が金額として大きくなる。税金の計算と納税資金 |
どの金額が正しい、ということはありません。収入、貯蓄、家族の状況によって、余裕資金の額は人それぞれです。
少額の利益と税金
暗号資産を売って利益が出ると、税金の対象になります。会社員など給与をもらっている人は、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば、所得税の確定申告が不要になる場合があります。ただし、この場合も住民税の申告は必要です。
買って持っているだけの段階では、税金はかかりません。くわしくは暗号資産の税金の基本(2026年分)で説明しています。
やめておいたほうがよい場合
次のどれかに当てはまるなら、今は始めないことをすすめます。
- 借りたお金で買おうとしている
- 生活費や、支払いの決まっているお金を使おうとしている
- 「早く取り戻したい」損失がほかにある
- だれかに「今すぐ買うべきだ」と急がされている
とくに最後の項目は、詐欺の典型です。正規の業者が、特定の日までに買うよう急がせることはありません。
よくある質問
少額では意味がないのでは
利益の額だけを見れば、少額では小さくなります。一方で、値動きの大きさ、売買の操作、税金の記録を、小さなリスクで経験できます。最初の目的を「増やす」ではなく「慣れる」に置くと、少額には十分な意味があります。
ボーナスなどまとまったお金が入りました。全部入れてもよいですか
3つの問いに照らして考えてください。まとまった額を入れる場合でも、一度に全部を買わず、時期を分ける方法があります。暗号資産のつみたてとはで、まとめて買う場合との違いを計算しています。
クレジットカードで買えますか
国内の登録業者では、クレジットカードでの購入に対応していないのが一般的です。カードで買うことは、借りたお金で買うことと同じ性質を持ちます。
まとめ
- 数百円から数千円で始められる。1BTC単位で買う必要はない
- 金額は「なくなっても生活が変わらない」「1年以上使わない」「半分になっても落ち着いていられる」範囲で決める
- 少額のときは、入出金の手数料の割合に注意する
始める手順は暗号資産の始め方へ。先に暗号資産の7つのリスクを確かめておくと安心です。
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出典
暗号資産は法定通貨ではなく、価格の変動により損失が生じることがあります。本記事は情報の提供を目的としており、特定の暗号資産の購入や取引の勧誘を目的とするものではありません。取引の判断は、ご自身の責任で行ってください。
