レベル:入門|記載の情報は2026年10月22日時点のものです。
S.BLOX(エス・ブロックス)は、S.BLOX株式会社が運営する国内の暗号資産取引サービスです。同社は金融庁に登録された暗号資産交換業者で、ソニーグループの会社です。2025年1月に、それまでの「WhaleFin(ホエールフィン)」からサービス名を変えました。
サービスは販売所(同社と直接売買するしくみ)に絞られていて、取扱銘柄は8種類です。この記事では、公式サイトと金融庁の資料をもとに、次の点を整理します。
- 会社の基本情報と取扱銘柄
- 売買・入出金・送付の手数料
- 口座開設の条件と、資産の管理のしかた
- 向いている使い方と、気をつけたい点
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | S.BLOX株式会社 |
| 登録番号 | 暗号資産交換業者 関東財務局長 第00016号(2019年3月25日登録) |
| 加入協会 | 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会 |
| グループ | ソニーグループ |
| サービス名 | 2025年1月14日に「WhaleFin」から「S.BLOX」へ変更 |
| 取扱銘柄 | 8種類(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、TRX、ADA、NIGHT)。金融庁の登録一覧(2026年9月30日現在)による |
| 取引の形態 | 販売所のみ(取引所=板取引はない) |
| 注文の種類 | 成行注文のみ |
2026年8月24日には、カルダノ(ADA)と、ミッドナイト(NIGHT)の取扱いを始めました。2025年10月にはONT、QTUM、DAI、FLRの取扱いを終えています。取扱銘柄は変わることがあるため、最新の状況は公式サイトのお知らせで確かめてください。
手数料
| 項目 | 手数料(税込) |
|---|---|
| 売買 | 無料(ただし購入レートと売却レートの差=スプレッドがある) |
| 日本円の入金 | 無料(銀行振込のみ。振込手数料は自己負担) |
| 日本円の出金 | 1回330円 |
| 暗号資産の受け取り | 無料 |
| 暗号資産の送付 | BTC 0.0004、ETH 0.0015、XRP 0.3、LTC 0.0018、BCH 0.0008、TRX 1、ADA 1、NIGHT 1(各銘柄の単位) |
「手数料無料」とスプレッドの関係
販売所では、売買手数料が無料でも、買うときの価格が高く、売るときの価格が低く提示されます。この差(スプレッド)が実質的なコストです。S.BLOXは取引所(板取引)がないため、売買はすべて販売所の価格で行います。買ってすぐに売ると、スプレッドの分だけ損が出る点を知っておきましょう。くわしくは販売所と取引所の違いで説明しています。
いくらから買えるか
ビットコインは、2026年3月5日から0.00001BTC単位で売買できるようになりました。公式サイトでは「約100円台から」と案内されています(2026年2月の価格をもとにした目安)。2025年12月には、イーサリアムの最小数量が0.001ETH、XRPが5XRPに引き下げられています。
2026年10月15日には、買値と売値を1つの画面で見ながら売買できる「プロモード」が加わりました。少額から始めるときの考え方はいくらから始めるかを参照してください。
使えるサービス

公式の利用規約で確認できるサービスは、暗号資産の売買(販売所)、暗号資産の送付・受け取り、日本円の入出金です。積立、ステーキング、貸暗号資産は、2026年10月22日時点の公式資料には記載がありません。こうしたサービスを使いたい場合は、ほかの業者と比べてください。
口座開設の条件
- 日本に住んでいる人が対象。1人1口座
- 申し込み時に18歳以上75歳未満(未成年は、親権者の同意があっても申し込めない)
- 本人確認は、スマホのブラウザで本人確認書類と顔を撮影する「かんたん本人確認」か、はがきの郵送
- かんたん本人確認で使える書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、運転経歴証明書、在留カード
口座開設から購入までの流れは暗号資産の始め方で説明しています。
お金と暗号資産の管理

同社の契約締結前交付書面によると、利用者から預かった日本円は、楽天信託株式会社への信託で、会社の財産と分けて管理されています。暗号資産は、インターネットから切り離したコールドウォレットで管理していると利用規約に書かれています。それでも、交換業者の破綻やシステム障害のリスクがなくなるわけではありません。取引所が破綻・流出したらもあわせて読んでおきましょう。
向いている使い方、気をつけたい点
合っていそうな使い方
- 主要な銘柄を、少額から、シンプルな画面で売買したい
- ADAやNIGHTなど、カルダノ関連の銘柄を国内の登録業者で扱いたい
気をつけたい点
- 取引所(板取引)がなく、売買はすべてスプレッドのある販売所の価格になる
- 注文は成行のみ。指値や逆指値は使えない
- 積立やステーキングなどのサービスは見当たらない
- 日本円の出金に1回330円かかる
過去の行政処分
関東財務局が公表している行政処分の一覧(2026年10月22日に確認)には、S.BLOX株式会社と、旧サービス名の時期を含めて、同社に対する処分は掲載されていません。
よくある質問
S.BLOXは金融庁に登録されていますか
はい。暗号資産交換業者 関東財務局長 第00016号として登録されています。確かめ方は金融庁の登録業者とはで説明しています。
WhaleFinの口座はどうなりましたか
サービス名が変わっただけで、運営会社は同じです。WhaleFinは2025年1月14日のリニューアル完了とともにS.BLOXに名前を変えました。旧サービスの書類などは、公式のヘルプセンターで案内されています。
指値注文はできますか
2026年10月22日時点では、注文は成行のみです。価格を指定して買いたい場合は、取引所(板取引)がある業者を使う方法があります。違いは指値注文と成行注文の違いで説明しています。
まとめ
- S.BLOXはソニーグループの金融庁登録業者で、販売所に絞った8銘柄のサービス
- 売買手数料は無料だが、スプレッドが実質的なコストになる。注文は成行のみ
- ビットコインは0.00001BTC単位から。日本円の出金は1回330円
ほかの業者との違いは国内の暗号資産取引所の比較で確認できます。
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