レベル:入門|記載の情報は2026年10月12日時点のものです。
暗号資産を始める手順は5つです。登録業者を選ぶ、口座を開く、二段階認証を設定する、日本円を入れる、少額で買う。スマートフォンと本人確認書類があれば、早ければ申込みの当日から数日で取引を始められます。
始める前に用意するもの

- メールアドレス
- スマートフォン
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 本人名義の銀行口座
口座の開設そのものに費用はかからない業者が一般的です。
手順1:金融庁の登録業者から選ぶ
日本で暗号資産の売買を仲立ちできるのは、金融庁に登録された業者だけです。まず、候補の会社名と登録番号が金融庁の一覧にあることを確かめます。
業者によって、扱う銘柄の数、買い方の種類、手数料が違います。比べ方は暗号資産取引所の選び方にまとめました。迷ったら、「買いたい銘柄を扱っているか」と「つみたてなど自分が使いたい買い方があるか」の2点から見ると決めやすくなります。
手順2:口座を開く
申込みはスマートフォンで完結します。流れはどの業者もほぼ同じです。
- メールアドレスを登録し、届いたメールのリンクから手続きを進める
- 氏名、住所、職業、取引の目的、投資の経験などを入力する
- 本人確認をする
- 業者の審査を待つ
- 完了の通知が届く
本人確認は、スマートフォンで書類と自分の顔を撮影する方法か、マイナンバーカードのICチップを読み取る方法が使われています。2027年4月からは、ICチップを読み取る方法が原則になる予定です。これから始めるなら、マイナンバーカードを手元に用意しておくと手続きが早く済みます。
書類の住所が現住所と違うと、審査で止まります。引っ越しのあとは、先に書類の住所変更を済ませておきましょう。
手順3:二段階認証を設定する

口座ができたら、入金より先に二段階認証を設定します。二段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンのアプリに表示される数字などを入力する方法です。パスワードが漏れても、それだけではログインや出金ができなくなります。
設定の方法と、機種変更のときの注意は二段階認証とパスワードの管理で説明しています。
手順4:日本円を入れる
入金の方法は主に3つあります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 銀行振込 | 多くの銀行から使える。振込手数料は自分の負担になることが多い |
| インターネットバンキングからの即時入金 | 反映が早い。対応する銀行が限られる |
| コンビニ入金など | 手軽だが、手数料が高めのことがある |
手数料と、残高に反映されるまでの時間は、方法と業者によって違います。少額で始めるときほど、入金の手数料が重くなります。手数料のかからない方法があるかを先に確かめてください。
振込のときは、業者が指定する名義や番号をそのまま使います。名義が違うと、反映が遅れる原因になります。
手順5:少額で買ってみる
買い方は3つあります。
| 買い方 | しくみ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 販売所 | 業者が示す値段で、業者から直接買う | 操作をかんたんに済ませたい。少額を買いたい |
| 取引所形式 | 利用者どうしが値段を出し合って売買する | 費用を抑えたい。注文の出し方に慣れている |
| つみたて | 決まった金額を、決まった間隔で自動的に買う | 買う時期を考えずに、少しずつ続けたい |
最初は、失っても生活に影響のない少額で試すのが基本です。画面の見方、値動きの大きさ、売るときの操作を、小さな金額で一通り経験しておくと、あとで慌てずに済みます。
販売所と取引所形式の費用の違いは販売所と取引所の違いで、つみたての考え方は暗号資産のつみたてとはで説明しています。
買ったあとにやること
- 取引履歴を確かめる:いつ、いくらで、どれだけ買ったかを見ておく
- 記録を残す:売ったときの税金の計算に使います。業者が発行する年間取引報告書は毎年保存します
- 値動きを見すぎない:価格は1日のうちにも大きく動きます。決めた金額の範囲であれば、毎日確かめる必要はありません
つまずきやすい4つの点
- 本人確認の写真がやり直しになる:書類の四隅が写っていない、光が反射している、が主な原因です。明るい場所で、机に置いて撮ります
- 入金が反映されない:振込名義の間違いと、銀行の営業時間外の振込がよくある原因です
- 買った直後に評価額が下がって見える:販売所では、買う値段と売る値段に差があります。故障や損失の拡大ではありません
- ログインできなくなる:機種変更の前に、二段階認証の引き継ぎをしていないと起こります
よくある質問
口座を開くのにお金はかかりますか
口座の開設と維持は無料の業者が一般的です。費用がかかるのは、入金、売買、出金、送金のときです。金額は業者ごとに違います。
審査に通らないことはありますか
あります。入力した内容と書類の内容が合わない場合や、業者の基準に合わない場合です。理由は開示されないことが多いため、入力内容と書類を見直して、申込みをやり直します。
口座を開いたら、すぐに買わないといけませんか
その必要はありません。口座を開いておき、画面に慣れてから買う人もいます。
まとめ
- 手順は、登録業者を選ぶ、口座を開く、二段階認証、入金、少額で購入の5つ
- 入金より先に二段階認証を設定する
- 最初は少額で、買う・持つ・売るを一通り経験する
始める前に、暗号資産の7つのリスクにも目を通しておいてください。
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出典
暗号資産は法定通貨ではなく、価格の変動により損失が生じることがあります。本記事は情報の提供を目的としており、特定の暗号資産の購入や取引の勧誘を目的とするものではありません。取引の判断は、ご自身の責任で行ってください。
