レベル:入門|記載の情報は2026年10月17日時点のものです。
暗号資産の記事やニュースには、聞き慣れない言葉が多く出てきます。この用語集では、初心者がつまずきやすい言葉を分野別に、ひとことで説明します。詳しく知りたい言葉は、解説記事へのリンクからどうぞ。
しくみに関する用語

暗号資産(仮想通貨)
インターネット上でやりとりできる電子的な資産のうち、国が価値を保証していないもの。2020年に法令上の呼び名が「仮想通貨」から「暗号資産」に変わりました。→暗号資産とは
ブロックチェーン
取引の記録を、参加者全員で同じ帳簿として持ち合うしくみ。過去の記録を書き換えにくいのが特徴です。→ブロックチェーンのしくみ
ブロック
一定時間の取引をまとめた記録の単位。ビットコインでは、およそ10分ごとに1つ作られます。
マイニング(採掘)
計算競争に勝ってブロックを作り、報酬として新しいビットコインを受け取る作業。
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
計算量の競争で取引を承認する方式。ビットコインが採用しています。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)
保有している暗号資産を預けた参加者が、取引を検証する方式。イーサリアムが採用しています。
半減期
ビットコインのマイニング報酬が、約4年ごとに半分になるしくみ。→ビットコインの半減期とは
発行上限
発行される数の上限。ビットコインは2,100万BTCです。イーサリアムには上限がありません。
アルトコイン
ビットコイン以外の暗号資産の総称。
ステーブルコイン
円やドルなどと価値が連動するように設計された暗号資産・デジタル通貨。→ステーブルコインとは
トークン
既存のブロックチェーンの上で発行される暗号資産やデジタル権利の総称。
NFT(非代替性トークン)
1つひとつが区別される、代わりのきかないトークン。デジタルアートや会員権などに使われます。→NFTとは
スマートコントラクト
あらかじめ決めた条件を満たすと、自動で実行されるブロックチェーン上のプログラム。
ガス代
イーサリアムなどで、取引やプログラムの実行のために支払う手数料。混雑すると高くなります。
取引に関する用語
暗号資産交換業者
暗号資産の売買や交換を仲立ちする業者。日本では金融庁への登録が必要です。法改正により「暗号資産取引業者」に名前が変わる予定です。→金融庁の登録業者とは
販売所
業者を相手に、業者が提示する値段で売買するしくみ。操作は簡単ですが、実質的なコストが大きくなりがちです。→販売所と取引所の違い
取引所(取引所形式)
利用者どうしが板を通じて売買するしくみ。値段を自分で指定できます。
板(いた)
売り注文と買い注文を、値段ごとに並べた一覧。
スプレッド
買値と売値の差。販売所では、この差が実質的な手数料になります。
成行注文(なりゆき)
値段を指定せず、すぐに売買する注文。→指値注文と成行注文の違い
指値注文(さしね)
値段を指定して出す注文。指定した値段に届いたときに成立します。
逆指値注文
相場が指定した値段に達したら注文を出すしくみ。損失を限定する目的で使われます。
メイカー/テイカー
板に新しく注文を並べる側がメイカー、並んでいる注文を取る側がテイカー。手数料が異なることがあります。
スリッページ
注文したときに見ていた値段と、実際に成立した値段の差。
積立(つみたて)
決まった日に決まった金額を自動で買い続ける方法。→暗号資産のつみたてとは
レバレッジ取引(証拠金取引)
預けたお金を担保に、それより大きな金額を取引するしくみ。日本では個人の倍率の上限は2倍です。
時価総額
価格に流通量をかけた金額。その暗号資産の規模の目安になります。
ボラティリティ
価格の変動の大きさ。暗号資産は一般にボラティリティが大きい資産です。
保管と送金に関する用語
ウォレット
暗号資産を動かすための鍵を管理する道具。→ウォレットとは
アドレス
暗号資産を受け取るための番号。銀行の口座番号にあたります。
秘密鍵
暗号資産を動かすための鍵。知られると暗号資産を持ち出されます。
シードフレーズ(リカバリーフレーズ)
ウォレットを元に戻すための12語や24語などの英単語の並び。人に教えてはいけません。
ホットウォレット/コールドウォレット
インターネットにつながっているものがホット、切り離されているものがコールド。
ハードウェアウォレット
秘密鍵を専用の機器に保管するコールドウォレット。
ネットワーク(チェーン)
送金に使うブロックチェーンの種類。送る側と受け取る側で合っていないと、資産を失うことがあります。→暗号資産の送金・出金のやり方
宛先タグ(デスティネーションタグ)
XRPなどで、受け取る人を特定するために必要な番号。
トラベルルール
暗号資産を送るときに、送り手と受け手の情報を業者間で通知するルール。日本では2023年6月から始まりました。
ステーキング
暗号資産を預けて、ネットワークの運営に参加する見返りに報酬を受け取るしくみ。→ステーキングとは
貸暗号資産(レンディング)
保有する暗号資産を業者に貸し出して、利用料を受け取るサービス。→貸暗号資産とは
税金と制度に関する用語
雑所得
暗号資産の売却益などが原則として分類される所得の区分。2026年分は給与などと合算して税率が決まります。→暗号資産の税金の基本
申告分離課税
ほかの所得と分けて、一定の税率で計算する方式。暗号資産への導入が決まっています。→申告分離課税はいつから?
総平均法/移動平均法
暗号資産の取得価格を計算する2つの方法。→暗号資産の確定申告のやり方
年間取引報告書
取引業者が発行する、1年間の取引をまとめた書類。確定申告の計算に使います。
分別管理
業者が、自社の資産と利用者の資産を分けて管理すること。法律で義務づけられています。→取引所が破綻・流出したら資産はどうなる?
資金決済法/金融商品取引法
暗号資産の業者のルールを定める法律。暗号資産の規制は、資金決済法から金融商品取引法へ移ります。→2026年の暗号資産の制度改正まとめ
安全に関する用語
二段階認証
パスワードに加えて、スマホの認証アプリなどで本人確認をするしくみ。→二段階認証とパスワードの管理
フィッシング
本物そっくりのサイトやメールで、IDやパスワードを盗む手口。
SNS型投資詐欺
SNSで知り合った相手が、架空の投資話で暗号資産を送らせる詐欺。→SNS型投資詐欺の手口と相談先
無登録業者
金融庁に登録せずに暗号資産の取引を勧誘する業者。利用すると、トラブルの際に守られません。
あわせて読みたい
出典
暗号資産は法定通貨ではなく、価格の変動により損失が生じることがあります。本記事は情報の提供を目的としており、特定の暗号資産の購入や取引の勧誘を目的とするものではありません。取引の判断は、ご自身の責任で行ってください。
